トライアルゼミ開催概要

  • 11月16日(月) - 12月6日(日) 、全6回+事前ガイダンス1回(オンライン、対面の併用)
オンラインゼミの開催日:
11月16日(月)※
11月18日(水)、11月25日(水)、11月27日(金)、12月6日(日)
※11月16日(月)は、「ゼミ生コース」の方のみご参加いただきます。
対面ゼミの開催日:
11月20日(金)、12月2日(水)
「ゼミ生コース」の方には、都内某所にお越しいただきます。
コース概要:
申し込み時に「A. ゼミ生コース」か「B. 聴講生コース」を選択していただきます。
A. ゼミ生コース
ゼミ生の方には、5回のオンラインゼミ(ガイダンス含む)と、2回の対面ゼミにご参加頂きます。オンラインゼミの際は、ZOOMからご参加頂きますので、講師への質問や議論に参加することが可能です。また、「①アーティスト・ストーミング・ゼミ」において、ディスカッションのお題を講師に投げかけることができます。
応募方法:応募フォームに必要事項を記入の上、ご応募ください。
応募締切:11月11日(水)締切
受講費:15,000円(税込)
定員:20名
B. 聴講生コース
聴講生の方には、全6回のゼミ全てYouTube Liveから、場所に縛られずどこからでもゼミを聴講頂けます。お申し込み頂いた方には、YouTubeのURLをご連絡致します。
申し込み方法:Peatixからチケットをお申し込みください。決済完了時点で参加が確定いたします。
受講費:5,000円(税込)
定員:なし

開催詳細および注意事項(PDF)

各ゼミについて

◯ ガイダンス

講師:
村山悟郎
対象:
ゼミ生コース
内容:
全6回のゼミに先立ち、事前のガイダンスを行います。
日程:
11 月 16 日(月)18:00-19:00オンラインゼミ

① アーティスト・ストーミング・ゼミ

講師:
岡崎乾二郎、豊嶋康子、毛利悠子、村山悟郎
対象:
ゼミ生コース、聴講生コース
内容:
参加者から講師陣へ、作品プランやアイデアの断片を投げてもらうことで展開する思考の実験場です。ランダムに提出された複数のキーワード(お題)を元に、即興でブレインストーミング(議論、アイデア)を走らせます。キーワードとキーワードを結びつけている潜在的な構造を掴み取り、その可変性(脆弱性)がどこで存在するかを見つけ、解法を生み出します。
いかなる問題にも、フレキシブルに応答できる思考力と制作能力を鍛えます。
日程:
11 月 20 日(金) 17:00-20:00 対面ゼミ/会場・都内某所
11 月 27 日(金)17:00-20:00オンラインゼミ
12 月 6 日(日)17:00-20:00 オンラインゼミ

② 科学/哲学/芸術のエアスクール・ゼミ

講師:
下西風澄、土井樹、村山悟郎
対象:
ゼミ生コース、聴講生コース
内容:
「ものをつくる」とは何か?という本源的な問いに向かって、科学者、哲学者、美術家の3つの視点から読み解きます。
科学的アプローチをとる土井樹は、ロボットが世界に存在するためのプログラムを書き、哲学的なアプローチをとる下西風澄は、意識に立ち上がる現象を思索しています。そして芸術的アプローチをとる村山悟郎は、自らの行為を通して世界を制作してきました。
講師陣の科学/哲学/芸術それぞれの立場からレクチャーを行い、互いの領域に飛び交うように思考空間をひらくディスカッションを行います。
日程:
11 月 18 日(水)17:00-19:00 オンラインゼミ下西による60分レクチャー+講師陣ディスカッション+質疑応答
11 月 25 日(水)17:00-19:00 オンラインゼミ土井による60分レクチャー+講師陣ディスカッション+質疑応答
12 月 2 日(水)17:00-19:00 対面ゼミ/会場・都内某所下西、土井による45分づつのレクチャー+講師陣ディスカッション+質疑応答

講師プロフィール

岡﨑乾二郎

OKAZAKI, Kenjiro

1955年東京生まれ。造形作家。武蔵野美術大学客員教授。
主な個展として『視覚のカイソウ』(豊田市美術館、2019〜2020)など、国内外多くの展覧会に出品。他に「ミルチス・マヂョル/ Mirsys Majol / Planetary Commune」(2020、豊島区)、「ヴェネツィア・ビエンナーレ第8回建築展」(日本館ディレクター)、現代舞踊家トリシャ・ブラウンとのコラボレーション、展覧会企画として『ET IN ARCADIA EGO −墓は語るか』(2013)、『抽象の力—現実(concrete)展開する、抽象芸術の系譜』展(2017)、主著に『ルネサンス経験の条件』、『抽象の力 近代芸術の解析』、『芸術の設計—見る/作ることのアプリケーション』などがある。

https://kenjirookazaki.com

豊嶋康子

TOYOSHIMA, Yasuko

1967 年生まれ。美術家。東京芸術大学大学院美術研究科修了。
90 年より作品発表を始める。日常における所与の事例を、ひとの思考法の仕組みに構造的に対応する枠組みとして扱う。アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成によりアメリカ・ニューヨーク滞在( 2010 年)、東京造形大学教授( 2020 年~)、近年の主な個展/グループ展に「前提としている領域とその領域外について」 Maki Fine Arts (2020 年 ) 「ステンレス鋼」 M 画廊(2018 年)、「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」国立新美術館 (2019年)

http://www.toyoshimayasuko.com/pmwiki.php?n=Main.HomePage

毛利悠子

MOHRI, Yuko

1980年、神奈川県生まれ/東京在住。
磁力や重力、光など、目に見えず触れられない力をセンシングするインスタレーションを制作。主な個展に、『Voluta』(カムデン・アーツ・センター、ロンドン、2018年)、『ただし抵抗はあるものとする』(十和田市現代美術館、青森、2018年)、ほか、数々の国際展およびグループ展に参加。2015年に日産アートアワードグランプリ、2017年に第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。

http://mohrizm.net/ja/

下西 風澄

SHIMONISHI, Kazeto

1986年生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学後、哲学を中心に講演・執筆活動を行う。生きていることの意味は、生命や意識にいかに生じるのか、哲学や認知科学を横断して研究している。
論文・執筆に「『生命と意識の行為論』(『情報学研究 : 学環』2015))、「色彩のゲーテ」(『ちくま』,筑摩書房)、「詩編:風さえ私をよけるのに」( YYY PRESS )ほか。近刊に絵本『10才のころ、ぼくは考えた。』(福音館書店)。

https://twitter.com/kazeto

土井樹

DOI, Itsuki

1989 年兵庫県生まれ。 2019 年、東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻修了。学術博士。
社会性生物の群れの運動や人工システム内に創発する主観的時間などのテーマで研究をするとともに、アート / 音楽作品の発表を行っている。近作は、『 Peeling Blue 』 (CD,2018) 、『 Bee Wee 』 (TALION GALLERY 、東京、 2020) 。

http://cotofu.com/

村山悟郎

MURAYAMA, Goro

1983 年、東京生まれ。アーティスト。博士 ( 美術 ) 。東京芸術大学油画専攻 / 武蔵野美術大学油絵学科にて非常勤講師。東洋大学国際哲学研究センター客員研究員。
自己組織的なプロセスやパターンを、絵画やドローイングをとおして表現している。近年の展覧会に、「 L’homme qui marche Verkörperung des Sperrigen" 」クンストハレビーレフェルト、ドイツ( 2019 )、「 The Extended Mind 」 Talbot Rice Gallery 、エジンバラ、スコットランド( 2019 )、「あいちトリエンナーレ 2019 」愛知県美術館、愛知(2019) 、「瀬戸内国際芸術祭 2019 」男木島、香川( 2019 )などがある。

http://goromurayama.com